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【ハムレット ゴーズビジネス / マッチ工場の少女】

2014年 04月14日 03:50 (月)

この2作は1本のDVDとして販売されていて、今やプレミアが付いてるんです。
中々お値打ちなモノに出会えず、ずっーと欲しいと思ってばかりのDVDでした。

やっと!!約5000円ぐらいのモノを見つけて、買い時だっ!!
入手致しました・・・(^^)

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【ハムレット ゴーズビジネス】


原題;Hamlet liikemaailmassa

1987年 フィンランド映画

シェイクスピア劇を現代の企業乗っ取りドラマに置き換えたブラック・コメディ。


≪監督・製作≫
アキ・カウリスマキ

≪脚本≫
アキ・カウリスマキ、ウィリアム・シェイクスピア

≪出演≫
ピルッカ=ペッカ・ペテリウス

カティ・オウティネン

エリナ・サロ


大企業の社長が何者かに毒殺される。

会社を相続した息子のハムレット。
いつも拒まれ鬱々とした苛立ちのなか、水面下では、皆がぞれぞれに悪を企んでいた―――。

ハムレットもまた父殺しの犯人を暴こうとする。

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大げさな演技とかが、劇映画のようで、斬新で不思議な映画です。
モノクロで味わい深く重みのある内容ではあるが、なぜか笑ってしまう・・・。

ハムレットが恋している相手に書くラブレター。
素早さ・静けさ・・・そして何と言っても雑さ!!

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殺された父親が亡霊で現れ『犯人を見つけろ』と言うシーンは分かるにしても・・・窓をトントン・・・。

いやいやいやいや・・・(笑)

企業の一部、造船所を止めて、新しいモノに賭けてみようと会社の幹部会議で『これに賭けよう!』と幹部が声をそろえて言った商品はお風呂に浮かべるアヒルちゃん。

本気で言ってるのか?!とまた笑ってしまう・・・。

ホントに他にもある。
毒の瓶にはどくろマーク。
恨みを晴らすべく立ち上がった人の死にざまは頭からラジオ。その時流れる曲にも注目(笑)

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ラストは流石シェイクスピアだな・・・と思える意外な展開。


ブツリと切れる編集は、原作を知らないとストーリーがわかりにくいかも。

個人的に元ネタを知っていれば、もっと楽しめたかと思うと残念に思いました。



【マッチ工場の少女】


原題;TULTTIKKUTEHTAAN TYTTO

1990年 フィンランド映画


≪監督・脚本≫アキ・カウリスマキ 

≪製作総指揮≫
クラス・オロフソン、カティンカ・ファラゴー

≪製作≫
クラウス・ヘイデマン/ヤーコ・タラスキビ
 
≪出演≫
カティ・オウティネン

エリナ・サロ

エスコ・ニッカリ

ベサ・ビエリッコ

シル・セッパラ 
           ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・他


母とそして怠け者の義父と共に暮らすイリスはマッチ工場で働く平凡な女性。

味気ない日常を送る彼女だが、唯一の楽しみは夜ダンスパーティに出かける事。
ダンスホールでは次々に声をかけられていく女性達の中、彼女には誰も声をかけない。

ある給料日のこと、ショーウィンドーで見かけた赤いドレスを衝動的に買ってしまう。

家にお稼ぎを入れなければいけないイリスは義父に『売春婦!』と殴られ、母には返品を命じられる。


しかしイリスはそのドレスを着て再びダンスホールに行き、彼女はとうとう声をかけてきてくれたと男性と一夜を共にしてしまう。

一晩で恋をしてしまった彼女だが、それからその男性から何の連絡もない。

その後、イリスは自分が妊娠していることを知り彼に手紙を書くが、一流企業に勤めるプレイボーイの彼の返事は小切手と共に「始末しろ」という一言だけだった。

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この作品、「敗者3部作」のトリを飾る、カウリスマキの名を一躍有名にしたモノだそうです。


とにかく・・・悲しく悲惨さが漂っています。

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冒頭、古びたマッチ工場の製造ラインが延々と映ります。

セリフなんかあるワケもなく、ホントにいつまで続くんだというくらい続きます。(笑)

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一切のセリフなしで、“目”で全てをわからせる事が得意とされるカウリスマキの演出。
彼の映画ではカティ・オウティネンは常連だそうです。

タイトルにもある“マッチ”
童話の“マッチ売りの少女”を匂わせます。

一灯りの明かりにささやかな希望と幸せを感じ掴みたいと言う切な思いがこの女優さん、オウティネンにははまり役だったように思いました。

少しづつ変化していく彼女の表情にも目を見張りました。


セリフ自体は本当に少ない映画ではありますが、何か感じざるを得ない。

賛否両論、こう言う映画を好まない人も沢山いるかと思いますが、あたしはとても満足しています。
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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